理事長挨拶・経営理念

理事長挨拶


心の通った温かい医療を目指して

 大島病院は昭和25年の開設当初から、より良い医療とは何かを常に考え、"心の通った温かい医療"を目標にして診療を行ってまいりました。田園地帯の特性を活かし、十分なスペースを利用し、安心して休養をとることの出来る場所の提供に努めています。
 精神科、脳神経外科という中枢神経疾患の治療及び看護では、高度な医療が提供できるように、専門スタッフの体制を整えました。
 精神科退院後のデイケアでは、再入院の減少を目標に社会生活の支援を行なっています。脳神経外科退院後は、通所リハビリテーション、デイサービス、居宅介護支援を行い在宅生活の支援をおこなっています。また、市町村と協力した脳ドックでは、地域住民の脳卒中予防、脳疾患の早期発見に努めています。
 精神科、脳神経外科ともに急性期から在宅医療まで一貫したトータルケアで、全ての人の健康と幸せに貢献することが、大島病院スタッフ一同の願いです。
理事長 大島 勇紀特定医療法人勇愛会 大島病院
理事長 大島 勇紀

経営理念

●安心して休養を取ることのできる場所

 ホスピタルの語源は「ホテル」。安心して休養を取る場所としてここ大島病院を位置付けたいと考えています。平成14年に、長期入院、短期入院の患者さまにどちらにとっても快適な環境になるよう病院施設を大幅に増築しました。ストレスの多い現代社会では、多くの人が不安を抱えて暮らしています。診察に来るとき、患者さまや患者さまのご家族は何らかの苦痛、不安を持って病院に来院するものです。そんな不安を少しでもなくしていくのが私たち医療スタッフの本当の仕事だと考えます。


●スタッフのレベルアップを目指して

 患者さまの苦痛をすこしでも早く取り除く、そのためにはスタッフの治療技術の向上は不可欠です。大島病院では長期、短期の院内外での研修を推奨しています。また地域の看護師、理学療法士育成のための研修を受け入れ地域全体の医療のレベルアップに貢献しています。


●治療医学から予防医学へ

 大島病院では、保健面では、脳疾患、精神疾患の早期発見、早期治療。脳ドック検診では、鳥栖市、三養基郡など近隣地域の9割を診ています。また初めての患者さまに分かりやすく、気軽に相談できるようにそれぞれの症状の名前をつけた外来窓口を設置しています。てんかん外来、睡眠障害外来、アルコール外来、認知症外来などがあります。最近問題になっているSAS(睡眠時無呼吸症候群)の治療を行う睡眠覚醒クリニックも行っています。


●トータルケアを

 脳神経外科、神経内科、リハビリテーション科、内科、など多くの機能を持っています。ひとりの患者さまに、ひとつの疾病にもさまざまな視点からアプローチして総合的な診断、治療を行っていきます。すべてのスタッフが患者さまを大切にするあたたかい心を持ってお世話をします。


●開かれた病院へ

 福祉の面では、退院時の不安を和らげるのも大切な仕事です。福祉の面では患者さまの社会復帰の支援活動、地域の人に理解を得るために地域活動に参加しています。また病院側でも夏祭り、運動会などを開催し、近隣の人に参加してもらっています。通院というかたちでデイケアなども行い病院と社会の垣根をなくすように積極的に取り組んでいます。


●地域の医療を目指します

 医療の目的は全ての人が健康であること。本当に健やかな暮らしを願うとき、大島病院は保健、医療、福祉の3つをトータルで考えることをモットーに、患者さま中心の地域の医療を目指します。