身障リハビリ

リハビリ室は広々とした環境を提供し、専門のセラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)スタッフがその特長を生かしたリハビリを(急性期から回復期、在宅)行い、患者さまに満足いただける治療を提供できるようまた、少しでも早く社会復帰、家庭復帰できるよう支援しております。

身障リハビリ

理学療法

理学療法とは主に身体に何らかの障害がある方に対して基本動作能力の回復を図ることとされています。当院においては15人程の理学療法士が在籍しており、脳血管疾患や頚部・腰部の疾患、骨折等の様々な原因で寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩く等の日常生活をおくる為に必要な基本動作が不自由になられた方にリハビリを行っています。また、痛みの軽減のための物理療法機器や筋力の増加を目的とした運動機器を併用し一人ひとりの症状に合ったリハビリを支援しています。基本動作は自宅での日々の生活や屋外へ出かける等のその人の生活や生きがいを支える大切な要因です。身体の回復だけではなく一人ひとりの気持ちや希望に沿った対応を心掛けています。

理学療法

作業療法

16名が在籍しています。主に脳血管疾患や運動器疾患を対象に入院・外来の患者さまに対し、日常生活動作(食事、トイレ、入浴など)の練習や作業などの活動を通して身体機能や社会適応能力などの回復を図り、自宅退院や社会復帰を目標にリハビリを行っています。
日常生活動作の練習として、実際場面での動きを確認し、よりよい方法や環境の設定、動作の困難さを補うための道具の検討(自助具など)を行い、それに合わせた動きの練習を行います。
作業などの活動として、基本姿勢(立位や座位)や動きを整えながら、趣味的活動、家事の練習、書字や計算、利き手交換などを行うことで、手の動きを引き出す、筋力や体力をつける、物事を考える力などをつけていきます。
また、ご家族への介助方法の説明や自宅退院後の生活が安全・快適に過ごせるように自宅訪問、住宅改修や福祉用具についてのアドバイスも行っています。

作業療法

言語聴覚

言語聴覚療法では、脳神経外科・精神科の患者さまに対して、言語障害(ことばの問題)及び高次脳機能障害、摂食嚥下障害(飲み込みの問題)を対象に訓練や助言、指導を行っています。脳卒中や頭部外傷によって脳に損傷を受けると、言語などのコミュニケーションに必要となる機能や食べる機能に障害をきたすことがあります。私たち、言語聴覚士は、それらの問題を抱える患者さまに、各機能の改善を促進させる訓練、残存能力を利用した日常生活および社会生活を営むためのリハビリを行っています。また、摂食嚥下障害がある患者さまに対して、飲み込みの過程を検査し、適切な栄養摂取の方法・手段を検討する為の嚥下造影検査も実施しております。

言語聴覚