睡眠時無呼吸症候群の治療法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

昼間の強い眠気や倦怠感、集中力が続かない、スッキリ起きられない、いびきがうるさいなどの症状をひきおこす睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。


治療法のご紹介

当院はSASの治療法としてCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法を行っています。
まずは外来で主に酸素飽和度を調べる簡易検査(パルスオキシメトリー)を行います。この簡易検査でSASを疑われる場合にはSASの診断を確定し、重症度を判定するために1泊2日で終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を行います。
PSG検査でSASと診断された場合にはCPAP療法を開始致します。CPAP療法とは寝ている間の無呼吸を防止するため、気道に空気を送り続けます。鼻にマスクを装着していただきCPAP装置から空気が送り込まれます。このCPAP療法を導入するにあたっては重症度に応じた空気圧の設定が必要であるため、もう一度1泊2日の入院をしていただきます。この機器設定が終了した後は、1~3ヶ月に1回の外来通院となります。


治療のながれについて

  1. SAS専門医の診察(外来)

  2. 簡易検査(外来)

  3. 結果の説明(外来)

  4. PSG検査(1泊2日入院)

  5. 結果の説明(外来)

  6. CPAP療法の導入準備(1泊2日入院)

  7. 外来通院へ


費用について(健康保険3割負担での計算)

初診及び簡易検査 1,500円程度
PSG入院 30,000円程度
CPAP入院 30,000円程度
CPAP療法外来負担 5,000円程度